Y's syesのindexへ戻る|すすむ|

♯10
dear ローちゃん

「おおきい…」

初めてローちゃんと逢ったときの印象。横たわる姿はまるでクマさん。なんせ出逢ったとき(勤め始めた時です)の体重は45キロ…。太ってる訳ではなく…骨格の大きい立派な姿でした。女の子が大好きで・食べるのが大好きで…でもその瞳はとても優しい彼でした。自立心があって、自信もあって堂々としてました。どんなワンが来ても、喧嘩する事もなく…小さなワンが来たときは臥せて小さくなって…その子にあわせてました。

私が見てきた中でカラダもココロも最大級のゴールデン。

自ら人に甘える事も少なく…でも…お店が…お友達と飼い主様が大好きで毎日のようにお店の中で1日を過ごしてました。初めて来店した方はその大きさと優しさに驚き、いつもみなさんに可愛がって貰ってました。 お店の看板犬としてシニアになってもパワフルな毎日を過ごしてました。

そんなローちゃんが2004年の7月の終わりに倒れたのです。

● ● ●

 


パンフレット用に撮影した写真
(02年5月撮影)


真ん中がローちゃん
プーちゃん・シー子と
(03年7月19日撮影)

オフの日にお友達とお店に遊びに来たとき、外でオーナー(ローちゃんの飼い主さんです)に呼び止められました。普段とは違う様子に「どきどき」したのを覚えてます。

オーナーの口から出た言葉は辛い・悲しい言葉でした。

「ローがもうダメだって…」ポカンとする私に続けて「昨日お店が終わってから倒れて…あと数時間・数日の命か…安楽死だって…」
…頭の中がぐらぐらしました。
(なに?あんなに元気なローちゃんが??????)
溢れる涙を抑えながら話を続けるオーナー。。。 どうやら、お店が終わってからオーナー一族のワン達(ローちゃん・プーちゃん・タンタン/ゴル・シー子/シェルティ)とスタッフで遊んでいた時に元気に走っていたローちゃんが急に倒れて動けなくなったらしい。その苦しそうな様子に慌てて病院に運んで検査をすると…心臓にできていた腫瘍(血管肉腫:血管内皮由来の悪性腫瘍です)が破裂…。心膜に流れ込む血が心臓を圧迫し続けているの事。そこから血を抜くのは難しく…圧迫された心臓の動きが止まるのは時間の問題で…病院で安楽死か・死を待つかの選択を告げられたらしいのです。

エフィの頭をポンポンとして「お客様には心配かけたくないから…言わないでね。」そう言うのがやっとだったオーナー。

(エフィ、お守り、ローちゃんに貸してね…。
ローちゃんが苦しくないように…ね。。。)
私はエフィを「ぎゅっ」としてから、エフィがいつも着けていたお守りをそっと外した。「ローちゃんにつけて下さい」そう言って渡すと堪えていた涙をポタポタ落としながらオーナーは何度も頭を下げました。
「ローちゃんには逢えませんよね…」やっとの思いで聞くと…「とても見せられる姿じゃないから…、元気なままのローで逝かせてやってね…」と精一杯の微笑みでオーナーは応えました。

先にお店に入ったお友達に心配をかけないよう「アレルギーが出ちゃって〜」と誤魔化しながらその日を過ごしました。

次の日「ローちゃん 苦しんでるんだろうか?」と思いながらお店へ。。。様子を聞くと寝たままで水も殆ど飲めない状態が続いてるとの事だったのです。

● ● ●

 


エフィと並んで
(03年8月14日撮影)


大好きなお店でご機嫌
看板犬としての大役を果たしたね
(03年8月14日撮影)

2・3日…、ローちゃんは動けない状態が続きましたが、信じられない事に少しづつ食べ物を口にする事ができるようになったのです。オーナーが「みんなローに逢ってやって」と仕事が終わってから言ってくれました。
(ローちゃんに逢える)
階段を夢中で駆け上がってオーナー宅へ。お部屋に入ると横たわったまま振り向くローちゃんの姿が…。今までのローちゃんとは変わって、痩せて弱々しい姿でした。でもその息づかいは苦しそうではなく、ゆったりとカラダを横にしていました。「ローちゃん…頑張ってるんだね。。。」みんなローちゃんのカラダを優しく撫で、愛おしい目で見つめてました。
(最後の姿かもしれない)
そんな思いをそれぞれの胸に押し込めながら…。

ですが、その日を境にローちゃんの食欲が戻ってきたのです。「もっと食べ物下さいなぁ〜♪」とおねだりをするようになったのです。
(もしかしたら…)
そんな期待が膨らみました。…が、またしてもどん底に突き落とされるようなでき事が…。1週間程経ったある日、ローちゃんが激しい下血をしたのです。大量のどす黒い血液がバァーッと飛び散った時…オーナーは(もうこれで終わりだ…)と思ったそうです。
そんな絶望の淵からローちゃんは再び復活しました。もの凄い食欲で目もらんらんと輝きを取り戻してきました。…奇跡が…奇跡が起こるかもしれない…。

暑い夏が終わりを告げる頃でした。

● ● ●

 


時にはこんな格好をさせられたり…
(03年10月18日撮影)


エフィにマットをわけてくれたり…
(03年12月22日撮影)

ローちゃんに貸していたお守りは、エフィ用にと、もう一つ用意しました。…このお守りは戻ってきて欲しくはなかったので…。ずーっとローちゃんにつけていて欲しかったので…。

ローちゃんの復活は病院でも「奇跡だ」と言われてました。なんと、心膜に溜まっていた血液までが抜けているって…、医学的に説明ができないって…。ローちゃんの「生きたいっ!」っていう気持ちが起こした奇跡…。オーナーは治療法のないこの状態に一番良いのは、ローちゃんのココロを元気にする事だと考えてました。「カラダに負担がかかるから」とおっしゃる知人もいたましたが…大好きなお店で過ごさせてあげたい。“生かしている”状態にはしたくない…。
そんなオーナーの思いで、ローちゃんは1ヶ月半ぶりに、大好きなお店にも下りて来て、お客様やスタッフにその元気な姿を見せてくれました。痩せてはしまったけれど、今までと同じ…、堂々とした姿でした。常連さんのお客様でもローちゃんにそんな事が起きていたとは気付かないほどに…。オーナーや私達ですら、ローちゃんが大きな爆弾を抱えているのを忘れてしまうほどに…。

ただ…「がん」は確実にローちゃんのカラダを冒していきました。心臓の腫瘍は4センチ程になり、またいつ破裂してもおかしくない状況でした。そしてホントに微量のステロイド(痛み止め)を継続して飲むようになりました。
お腹から内股にかけて、大きなあざもできるようになりました。血小板が通常の1/10になってしまったのです。この状態ではカラダのどこかで出血がおきたら助からないと…病院の先生がおっしゃいました。血小板を増やす薬も「がん」と闘ってる状態では使用できないと…。オーナーもスタッフもローちゃんの生活に細心の注意を払って過ごしました。でも、ローちゃんはオーナー宅の他のワン達ともはしゃいだり・みんなに「かまってくれ〜」って大きな声でおねだりしたり。。。相変わらず元気いっぱいでした。

…外はもう、冷たい風が吹く季節になってました。

● ● ●

 


並べられたおせちを前に
君は満面の笑みを浮かべてたね…
人様用だから食べられなかったけどね


それでビールの空き缶を
切なそうに眺めてたっけ
(04年1月1日)

私は、人の食べ物をワンにあげる事は殆どありませんでした。

よく、お店が終わってから、お客様からの頂き物を食べるときに、ローちゃんやシー子に激しくねだられても…。ただ、ローちゃんが頑張って復活してくれてからは、ローちゃんに差し入れする事が多くなりました。初めて食べるお刺身だったり、大好きなパンだったり、生肉のフリーズドライだったり。そして、ローちゃんに渡す時にいつも約束をしてました。「ローちゃん、クリスマスにはお肉でケーキ作ろうね」「お正月には、一緒におせちを食べようね」って…。
ローちゃんは期待いっぱいのきらきらの目で「俺、頑張るよ〜♪ ゆみごろうちゃん、美味しい物よろしく〜」って応えてるようでした。この頃のローちゃんは私がお店に出勤すると誰よりも早く駆け寄ってお迎えしてくれて…帰る時は「俺もゆみごろうちゃん家に一緒に帰るぅ〜」ってお店の入り口までお見送りをしてくれました。私を見上げるその瞳が愛しくて…たまりませんでした。

そして2004年は暮れていき、奇跡的な回復を見せた「伝説の犬」と病院で言われながら…新年を迎える事に。。。
元旦から出勤の私は、約束したお正月メニューを用意して行きました。いつもエフィとローちゃんと当たり前のように過ごす元旦だったのですが…新年を一緒に迎えられてこんなに嬉しいとは。。。
例年と同じようにテーブルに並んだ「おせち料理」。みんなと一緒にイスに座って嬉しそうに「おせち」を眺めるローちゃん。ココロに染みる笑顔だったので、何枚も何枚もシャッターを切りました。エフィと一緒にワン用のお正月メニューを凄い勢いで食べるローちゃん。ホントに嬉しい…ローちゃんのいるこの日に感謝でした。
(お花見一緒に行って、桜の下でかぼちゃ団子でも食べようね)
(お誕生日にはお友達に頼んで特製ケーキを作ってもらうからね)
(来年もこうして一緒に「おせち」を前に座りたいね)
元気なローちゃんを前に欲張りな思いがいっぱいでした。

● ● ●

 


エフィとは一緒にたくさんの
写真を撮ったね
(04年6月10日撮影)

こんな元気な姿から3週間後。

ローちゃんは、オーナー宅でみんなが食事中に倒れてしまったのです。最初に倒れた時と同じ症状だと。食欲もないし…動けない状態…。
(ローちゃん…苦しいのかい?)
お店のどこを見渡しても…ローちゃんの見えない景色が辛かった。
でも、3日位でローちゃんはまた食欲を取り戻してくれました。「なんか下さいっ♪」そう言ってオーナー宅でちょろちょろ動いていました。
そして、28日の金曜日。パパと一緒にお店に下りてきたのです。ローちゃんの姿があることが嬉しくて・嬉しくて、駆け寄って抱きしめようと…ローちゃんのカラダに触れると…何だか今までとは違う。とても冷たいカラダになっていました。嫌な予感をかき消し…「ローちゃん、カラダ冷えてるね。寒いんか? どれどれ温めてあげようね」そう言ってローちゃんの胸をさすりました。背中を向けていたローちゃんが振り返った時…「どきっ」っとしたのです。
それは、 今までに見たことのない、寂しい目。まるで何かを言いたそうに…。
「お店に置いといても見てあげられないし、ローも疲れるから3Fに戻してあげて」オーナーがパパに話す声で、ローちゃんは私から視線を外しました。
そう…お店が大好きで…いつも下りると閉店まで「俺、ここにいる〜」って動かないローちゃんだから…3Fへの誘導用にクロワッサンが登場したのです。パンが大好きなローちゃんはパパが「上行って食べよなぁ〜」って言ってる間にクロワッサンに向かってジャンプ! 半分程、強奪してました。オーナーとパパと私は大笑いしながらローちゃんを見つめました。「さっ、ロー 上行くぞ」パパの手に残った半分のクロワッサンに…うきうきした足取りでお店を後にするローちゃんを見送って…先程の嫌な感覚をかき消しました。

● ● ●

 


ローちゃんの復活に
エフィも嬉しそうな表情



その優しい瞳に
たくさん、たくさん癒されたよ
(04年10月5日撮影)

2日後の日曜日の朝 携帯がなりました。

その瞬間…「ローちゃんだ…」と寒気がするほど嫌な胸騒ぎ。

電話に出ると…「Rolex…」言葉に詰まるオーナーの涙声。
(やっぱり、ローちゃんが…)
ブワーっと涙が溢れ出します。
「Rolex、亡くなりました…」
やっとこの言葉を口にしたオーナー。夜中の3時頃、静かに旅だったと…。日曜日でお店は大変だけど、家族みんなで見送れるこの日に火葬してやりたいって。お客様に心配頂かないように開店前にはローちゃんを連れ出したいとの事でした。日曜日のお店は忙しく、オーナーと息子さんが抜けると営業は難しいので、火葬に行ってる間だけ手伝って欲しいとお願いされました。「急いで準備して行きます。ローちゃんは何時頃までいますか?」

最後のお別れがしたくて…どんくさい私が大急ぎで家を出ました。

● ● ●

 

 

泣きながら車を飛ばして…エフィと一緒にお店へ向かいました。

…でもお店に着いた時にはオーナー宅の車は無く…ローちゃんは火葬場へ出発した後でした。
(お見送りができなかった…)
車から降りて…エフィを泣きながら抱きしめました。エフィはそんな弱っちいかぁちゃんを懸命に慰めてくれました。
しばらくすると、他のスタッフの子も到着して…ローちゃんが亡くなった事を伝えると、みんな涙目で開店準備に追われました。開店と同時に数組のお客様がいらっしゃったので、泣き顔をするわけにもいかず…みんな笑顔をつくってました。そのうちお店はお客様でパンパンに…。スタッフ同士でローちゃんの事を語る暇もなく…泣いてる暇も与えてくれないほどの忙しさ。こんな状態で「あっ」と言う間に時間が過ぎていきます。
そして…「ただいまぁ」。オーナーが裏口の戸を開けて帰ってきました。腕には煌びやかな包みに入ったローちゃん。「お帰りなさい」。片手にお皿を持ったまま…オーナーの腕に抱かれたローちゃんを撫でました。この日…お店で涙したのはこの時が最後。お客様がいっぱいの店内では明るく振る舞うオーナー。厨房ではてんこもりになったお皿を洗ってくれるパパ。足りなくなった食材を買いに走ってくれたKちゃん(息子さん)。一番悲しいはずのローちゃんファミリーでさえも、悲しみに浸る時間を与えては貰えませんでした。

● ● ●

 


完全にとられちゃったね…
ローちゃんの敷物なのに…
(04年10月29日)

ローちゃん…。

オーナーは、「我が儘な犬でした。最後まで自分のやりたいようにしてました」。 こんな風に謙遜するけれど…本当に 本当に 優しい子でした。大きな愛情をさりげなくくれる子でした…。

夏場に倒れた時に、消える命の灯だったはず…。でも…このまま逝ってしまったらオーナーのココロに深い傷がついてしまうのを知っていたローちゃん。半年という長い時間を…愛おしい毎日をくれました。
ママ(オーナー)の事が大好きで、でもべったり甘えるのはヘタで…、やんちゃしてみたり、大声で呼んでみたり…。そんな甘え下手なローちゃんが、最後の夜にとった行動は…、最大の愛情表現だったのだろうな…って思います。

みんなで食べる夕飯。ローちゃんもちゃんと椅子に座って「鳥雑炊」を美味しそうにスプーンで食べさせて貰ったって。その後、足取り軽くママ達の寝室へ向かったのです。とても嬉しそうに。
…一度も…今まで一度もベッドに上がって寝ることをしなかったローちゃんが…ママのベッドを占領してたって…。(珍しいなぁ。)そんな風に思って見つめるオーナーの目に、激しく呼吸し始めるローちゃんの姿が飛び込んできたのです。大きく動く胸。苦しそうな息づかい。隣のベッドで見守るオーナー。1時間程、うとうとして目が覚めたらしい…(普段は寝たら起きない人なのに…)。ローちゃんの胸はまだ…大きく波打っている。…でも5分ほどすると…大きく波打っていた胸は、静かな動きになり…そのまま刻が止まったのです。その瞬間…オーナーは涙は出なかったと。「ロー やっと楽になれたね…」って…。

オーナーはいつも「お店をしているから、ローを看取ることはできないかもしれない…。忙しくしてる間に1人で逝かせてしまうかもしれない…」って心配をしていました。でも…優しいローちゃんはママの気持ちを読みとって…自分で最後の旅立ちをきちんと決めて逝ったんだね。ママが自分を責めないようにと、一緒にいれる時間に…そして最後は大好きなママのぬくもりと匂いに包まれて旅立ちたかったんだね。
オーナーは最後を迎える場所に自分のベッドを選んでくれた事…本当に嬉しかったって…。ローちゃん…ママのぬくもりに包まれて温かかったね…。

● ● ●

 

気付いたけど…
君たち寝てばかりだね…
(04年10月29日)

スタッフの中で、一番ヘタレで泣き虫・弱虫な私には…最後まで苦しむ姿を見せなかったね。そんな姿を見せたら泣いてばかりだって…気遣ってくれたんだね。。。
私にはいつも元気な姿でいてくれたローちゃん。エフィと3人でお散歩に行ってくれたり…猛烈におねだりしたり…一緒にはしゃいだり…楽しくて・優しい時間ばかりだったね。
私が見た最後のローちゃんは、凄い勢いでクロワッサンにかじりついて…嬉しそうにお店を後にする後ろ姿でした。振り向くことはなく…まっすぐ歩くローちゃん。
ローちゃんが旅だった朝…お店に向かおうと泣きながら準備をしていたら、ある方からお電話がありました。その優しい・柔らかな声に号泣しながらローちゃんの事を伝えました。1人でいるにはココロが苦しすぎる時に…とても救われるお声だったのです。いつも私を支えてくれる温かい方からの電話…。きっとこの電話もローちゃんが…って思います。この電話がなかったら…私はローちゃんの亡骸を見送ることになっていたでしょう。「お別れしたい…」って思いましたが…。ローちゃんのそんな姿を見たら…長く・長くローちゃんの死を、悲しくて・辛いものだと引きずってしまったでしょう…。
彼はそんな事を望んではなかったのでしょうね…。
お店に行ってからも泣く暇がないほど、お客様いっぱいにしてくれて…。

「ゆみごろうちゃん 俺の元気いっぱいな姿 思い出して前に進んでくれな。。。」 きっとそう言ってると思います。

● ● ●

 


痩せてしまったけど
堂々としたその姿は
しっかりと胸に焼き付いてるよ
(05年1月1日)

初七日も過ぎました。

今日まで…オーナーと2人でローちゃんの事をたくさん話し…、いっぱい泣きました。 日に日に、大きなローちゃんがいない寂しさが増してます。
寂しいのは当たり前ですよね…。でも…泣いてばかりはいられませんね。。。
だって…寂しい気持ちだけじゃなくて…ローちゃんの優しい強さがココロに残りましたから。

彼が本当に苦しんだのは最初と最後だけだったようです(オーナー談)。自分で歩き・楽しく遊んで・排泄も自分で…ご飯もい〜っぱい食べて…。
それができなくなると思った時に…忙しい家族の手を煩わせないように…自分の旅立ちを決めました。…本当に強くて優しい子です。命を繋げた事自体が奇跡だと言われていたのに…。この半年の間、オーナーの気持ちが落ち着くまで、ローちゃんらしく生き抜きました。最後まで生きることを諦めない…彼のそんな強さをたくさん見てきました。
そして…彼がくれたご褒美のようなきらきらな毎日…。
大切な子と過ごす愛おしい時間…。

どんな時間も愛おしい 愛おしい時間だって…改めて教えてくれました。

一緒にいれることの素晴らしさを…
手が掛かっても…手を掛けれることの素晴らしさを…
ココロに焼き付けてくれました。

● ● ●

 


こうしてエフィと
まったりしている姿を見ることが
大好きだったよ
(05年1月1日)

ローちゃん たくさんありがとう。。。

あなたがくれた大きな愛をココロに…明るい方を向いていきます…。
まだ泣いちゃう日もあると思う…。でも…もう少し時間をかけて強くなるから…。
強くなって…あなたにまた巡り会える日を待ってるからね。
もう一度逢えたなら…ローちゃんなら…絶対にわかるから…。
うん…きっとあなたほどパワフルなワンは間違えないよ。
それまではローちゃんはお空の上で…私達はその下で…大切な時間を楽しみましょうね。

 

みなさまへ。

優しいお言葉…お心遣い…本当にありがとうございました。
書き込みをしてくれた方・メールをくれた方・お電話をくれた方・お店に来て下さった方…。みなさまの温かさに触れて、凍りそうなココロも温まりました。

我が子をココロから愛おしいと思って、大切にされている素晴らしい方ばかりなので…そのお言葉に救われました。普段お逢いできない、遠い・遠いお友達も隣にいてくれるような感じがしました。ワンが繋いでくれた縁…。こんな素敵な方達と出逢えた事に感謝してます。
こんな私ですが…これからもお付き合い下さいませね。

 

きんぐへ。

ヘロヘロな日々…色んな意味でもフォローをありがとう。
一緒にいれて…受け止めて貰って…涙も減ってきました。
あなたからは優しいだけじゃなくて、強さを教えて貰ってますね。
こんな手の掛かる…子供のような私ですが…これからも宜敷です。

 

そして…エフィ。

何日もの間…かぁちゃんを慰めるのに一生懸命だったね。ごめんね…と…いっぱいありがとう。。。

涙を流す度に「かぁちゃん 泣いちゃ だめですぅ」って涙を拭いてくれたり…。
ローちゃんを思いだして…空を見ながら「ぼーっ」っと散歩してれば、意味もなくアタックしてきたり…満面の笑みで走り寄ってきたり…。その姿に何度も「にこっ♪」とさせて貰いました。

この子が側にいてくれて良かった。愛おしい気持ちで何度も抱きしめました。

あなたとの時間…。いつも・どんな時も大切だから…。。。
これからも大切に…温かく…柔らかい時間を過ごしましょうね。
ワンであるあなたが、私達のワンである幸せを感じられるように。
そして、飼い主である私達が、あなたの飼い主である幸せを感じられるように。

…あなたが満足するその日まで…側にいて下さいね…。

***2005.2.8 ***


「一緒におせちを食べようね」
ちゃんと約束を果たしてくれたね
(05年1月1日)

Y's syesのindexへこのページの先頭へ戻る|すすむ|