♯01−3
effieのつくり方 vol.3 病気との闘い

episode12 腫瘍

ボディチェックをしてるときに2歳すぎ位から乳腺上に米粒位のできものを発見!
石橋を叩いて、叩いて、叩いた末に渡らないゆみごろうは、心配になり病院へ行く。
が、「はっはっはぁ〜、おかぁさん、神経質ですよ。(意味不明の満面の笑み)」と言われた。「あ〜そうさ、あたしゃ神経質だよ。でも不安なんだから検査して おくれよ〜!!」と思った。
そして、数ヶ月が経ち「ありゃっ」と驚く。できものが小豆位に膨らんでるぅ〜!!! とりあえず、検査をしてくれる病院を探して走った。細胞診の結果「腫瘍細胞ですね。」と言われた。ガ〜ンガ〜ンガ〜〜〜ン! クラッとしましたさ。まだ3歳前なのに…。
「もう、痛い思いや辛い思いはさせたくない!」と思ってたのにぃ〜(涙)。先生はそのまま検査に使用した物を病理にまわしてくれました。そしてご丁寧にFAXしてくれた結果は「良性」との事。
ふぁ〜よかったぁ。ホッと一安心。3歳前から出来ているので、5歳すぎたら乳腺上にかなりの数の腫瘍ができる可能性が高いとの話があり、先生のアドバイスに納得し避妊をする方向へ…。

エフィ始めての手術、ピ〜ンチ!!!


検査してくれというのに
してくれない獣医
ただ安心したいだけなのに
どうして検査してくれないのか
この時は良性とはいえ
腫瘍には違いなかったのに…

episode13 避妊手術だったのですが…

問題発生。
この時期、エフィの分離不安はかなり良くなっていたのですが、検査の為に訪れた病院では「この状態だと入院は難しいですね」と…。
んでもって、引き取ってからお世話になっていた先生に日帰り手術を お願いすることに。
この先生は動物の治癒力を考えて、過保護にはしない「赤ひげタイプ」だが、本当に動物が大好きで優しい先生なのだ。
手術当日、2時間位で済むから待っていなさいとの言葉。
手術に立ち会うなんて滅多に無い事だと思った。麻酔のテストをしてから、麻酔の注射をされる。とても不安げなエフィ…泣きそうな顔をしている。
…麻酔が効いてきた時は可愛そうであった。体の自由が利かなくなる恐怖心。「ピ〜ピ〜」と訴えるように鼻をならすエフィ。後ろ脚がガクンと崩れる…必死に耐えるエフィ。そのうちバタンと倒れた。
先生が手術を始めたて後半にさしかかった時、エフィが遠吠えをする。「こいつ切れるの早いなぁ!」そう言って、先生はエフィの口をひもでグルッとしばった。「さわっちゃダメだよ。麻酔から覚めちゃうからね!」の言葉で 思わず頑張れと撫でようとした手を止めた。
なんだかんだで手術は終了。 麻酔が切れてから少し様子を見て、病院を後にした。エフィは家に帰ってもガクガク震えていた。そりゃそ〜だ。痛みもある、うっすらあった意識の中は恐怖で一杯だっただろう。
でも夕方には自力でトイレへ行った。強いなぁ。動物は…なんて感心していた。この後、ゆみごろうの避妊手術への認識の甘さがさらなる悲劇を…。


そんなことがあるの?
そりゃ〜痛いわな
この先生はエフィの体を考えて
麻酔はなるべく少なく
すむようにしてくれたんだけど…
少なすぎたの?


術後のエフィ
今思えばこの時から急に
顔が白くなったような…

episode14 えらいこっちゃ

ベロベロベロベロ…カッカッ…

ひたすら傷口を気にするエフィ。「駄目だよぉ、舐めちゃ!」
見張っている間は良いが隙を見ては舐める。でも、絶対舐めれないような処置はしていなかった。ゆみごろうは先生が絶対に噛み切れない糸を使ったからと言う言葉にすっかり安心していた部分があった。
そしてなによりもゆみごろうの安易な考えがいけなかった。お友達のワンコ達の傷口もすぐに良くなってたし…なんて。
傷口のチェックは毎日していたが1週間ほどたった時、傷口が1カ所 開いている事を発見!そのまわりはボコボコしている!

「えらいこっちゃ〜!!!」 慌てて先生の元へ走った。
「2重に縫ってあるから、中の糸と皮膚がこすれて炎症を起こしたんなぁ。それにしても、この糸を噛みきったのかぁ!」先生もちょっとびっくりしていた。「よし、中の糸を外そう、ちょっと抑えてて。」先生の言葉通りエフィの体を押さえた。
なにをどうしてるのか、とりあえずエフィを抑えるのに必死だった。麻酔無しでの処置にエフィは良く耐えました。開いてた傷口も縫って貰い、震えるエフィと帰りました。「ごめんね、エフィ痛い思いさせちゃったね。」何度も謝りました…。


こんな感じで病院が嫌いに
なっていくのです…って顔


何かに憑かれたように
傷口をなめ回すエフィ
その眼は怪しく光っていたとか
いなかったとか

episode15 ぬぁ、3度目だぁ…

2度目の処置をして貰ってからも、傷口は良くならず膿だままボコボコ…。
朝、傷口を見ると膿みがダラ〜ッと出てしまうのです。
お散歩仲間で傷口が上手く塞がらず(別の手術ですが)6回縫い直した ワンコがいます。最終的に病院を変えてなんとか治まりました。この飼い主さんがその病院を紹介してくれました。
さっそく病院を訪れると、2人の先生が対応してくれました。
結果、もう一度お腹の傷口を切り直して縫わないと駄目だろうと。それならば、腰骨のあたりに出来てる肉芽種と乳腺腫瘍も一緒に取って しまいましょうと決まった。今までの(虐待を含め)事を話し、始めての場所だと分離不安も出てしまうと思うので、御迷惑をお掛けしますが大丈夫でしょうか?と確認をした。幸いにも先生は「私がしっかり面倒を看ます。」と暖かいお言葉をくれた。
日程を決めて、慣れる為に少し先生にグリグリして貰った。エフィは先生に触られても嬉しそうにしていたのでちょっと安心。3回も手術するなんて、可愛そうな事をしてしまいました。
「かぁちゃんの管理が悪いからだぁ」とエフィに責められても仕方ないなぁと、罪悪感で一杯でしたね。


さすがに自分を責めるゆみごろう
そのまわりにはヤケのみした
オロCの空き瓶が…


ああ〜、ついにオペなんて
専門用語まで覚えてしまったのね

episode16 エフィ、初の入院生活

入院する日、家で使っているエフィのベッドと、腫瘍発見から使用しているサプリメント達を先生に渡しお願いした。
さりげなく病院から出たつもりだったが、動物の勘は鋭くすぐに「ウォウ ウォウ ウォ〜〜〜ン」と鳴きわめく声が 外迄聞こえてきた。 「先生、すいません」もっと、分離不安をちゃんとしてあげてれば…と後悔。
エフィは2泊3日の予定で入院しました。「入院中は毎日電話を下さいね。」と先生から言われた。
「あ〜、今頃は手術してるのかなぁ」「麻酔切れたら痛いんだろうなぁ。」など考えその日を過ごした。夕方、病院へ電話をする。「お世話になっております。エフィの飼い主のゆみごろう(仮名)ですが…。」 すると先生が出てくれて、「無事に手術は終わりました。」との事。手術の内容と状態を丁寧に説明してくれた。その日はエフィは大丈夫そうだと確認し電話を切った。
次の日も電話を入れた。ご飯もちゃんと食べてるし、おしっこもちゃんとしてるし、ちゃっかり先生にも甘えている様で安心、安心。「なんだかんだ言って、世渡りが上手くなってきたな。」とエフィの小さな成長が嬉しかった。

翌日、迎えに行った。まず、先生から説明があり、今後の事など相談。それから、エフィがやってきた。転がり廻って喜ぶエフィ。うわぁ〜、狂ったように鳴いてるよ。まぁ、仕方ないか、始めての入院生活だもんね。ゆみごろうに訴えたい事もたくさんあったのだろう。先生にお礼を言って家へ向かった。


夏休み プールから帰ってきた
子供のように
彼女は帰ってきました


今度はエリザベスカラーを入手し
万全の対策を

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