♯23
Silent Blue * 稲毛海浜公園
2005年1月2日 sun. 晴れ

 

■憧れのD●GDEPT

皆様、今年の正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
ゆみごろう&エフィにおいては、 例年にも増して楽しく過ごせました。ということで、2005年版の「days」、初っぱなのネタは正月の散歩日記です。
さてさて、今年のゆみきんの正月と言えば、雑煮、 まちゃあき@隠し芸、そして福袋。普段、福袋などには全く縁がない我が家。しかし…、今年のゆみごろうは違いました。元旦は仕事だったゆみごろうですが、今年は大いなる野望を胸に秘めていました。それは…、「D●GDEPTの上着が何が何でも欲しい!」という願い。何やらお店の仲間が持っている上着にLOVEしたごろう、ネットで検索しても見つからず、途方にくれる始末。本人にどこで手に入れたか確かめれば、昨年の福袋に入っていたと…。ということで、D●GDEPTのあるガーデンウ●ーク幕張に、2日の朝から車を飛ばしてみました(我が家から30分弱)。


アウトレットショップが並ぶガーデンウ●ーク幕張


D●GDEPTは1階にこぢんまりとあります


この写真は後日撮影したものですが
土曜日ということもあってかお客さんが多い
入れ替わり立ち替わりで繁盛している様子でした

■悲しみのゆみごろう

ガーデンウ●ーク幕張に横付けし、意気揚々と店を訪れるごろう。しかし…、どこを探しても福袋はない。実はこちらのD●GDEPTさん、元日から営業とのことで、すでに福袋は売り切れ…。すっかり意気消沈のゆみごろう。最も今年の福袋に同じ商品が入っている保証などなかったのですが(普通は入ってないと思うけど)、おサルなゆみごろうはすっかり「これで憧れの上着ゲット!」と信じていたようで…(笑。
仕方なく帰ろうと言うことに。でもエフィも車に乗せてきていたので、せっかく早起きして幕張まで来たのだから、海辺で散歩でもしようかと、一路稲毛海浜公園へ。

 

■これは運命だ!byゆみごろう

公園の駐車場に着いてみると、ゲートが開いている。よく分からないけど、ただで停められるらしい(普段は1日500円だけど正月の三が日は無料らしい)。駐車場に車を停め、途中で買った朝食を頬ばる。
すると、運転席に座っているきんぐの視界の端の方に、何やら人の姿が…。「ん?」とそっちを見てみると…。なんとネットを通じて知り合い、昨年から仲良くしてしてもらっているクラママさん&クララちゃんの姿が。「あれ? なんで?」と思いつつ、ごろうが車を降りれば…。全くもって単なる偶然。クララ家が散歩に来たら、ゆみごろうと同じ車があったので、ちょっと覗いてみたと…。
しかしゆみごろうにしてみたら、 正月早々D●GDEPTに行って、朝食を買って、この公園に来て、この駐車場に車を止めて、そして車内で朝食を頬ばって、そこに現れたクララ家は、「出会うべくして出会った」運命のワン友に感じたようで…(サル全開)。かなりの感動とともに、福袋のことなどすっかり忘れたようで(笑。


小川を抜ければ開放感溢れる芝生の広場

広場と海岸の
間にある
ステンレスの
オブジェに
むかってパチリ

 



スカイブルーを映し込んだ海は例えようのないの美しさ
エフィも波打ち際をご機嫌でテコテコ

■神秘的な凪

ということでクララ家とともに、海岸を散歩することに。駐車場から緑の芝の広場を抜けて海へ出てみる。と…、普段は見ることができないほどの穏やかな海が待ってました。神秘的にさえ感じるほどの、静かで、綺麗で、そして何よりも優しい凪でした。
東京湾に面した稲毛海岸。実はここ、日本で初めての人工海岸です。 かつての海岸ははるか内陸にあり、今の海岸線は埋め立て地、そこに砂浜を造ることで海岸を再現した場所。東京方面はよほどの強風でない限り、スモッグで覆われ対岸の景色を臨むことは困難だけど、正月は都会もお休みらしく対岸のビル群はもちろん、雪をかぶった富士山がその雄大な姿を見せていました。
辺りを見回すと、たくさんの人が散歩に来ていて、正月らしいのんびりゆったりとした時間が流れていました。

■大きな石を敷き詰めて

稲毛海岸の北側、1m大の大きな石を敷き詰めた堤防。先に歩いている軽快なクララ家&クララ嬢を追って行こうとするも、エフィ、へっぴり腰&足がガクガクブルブルと震えている。どうやら石と石の間の隙間が怖いらしい。隙間は広いところでは20cmくらい。そういえばエフィは排水溝の格子の上は絶対に歩かないなぁ。とりあえず何とか途中まで来たものの、その先は断念。まぁ、嫌がるエフィをその先に連れて行く理由もなく、青い海と富士山をバックに堤防の中ほどで記念撮影、というか、撮りまくりです、はい(笑。何しろワンワン写真部員ですから。
肉眼でははっきりと確認できた富士山だけど、写真で撮るとなんだかはっきりしない。なぜだろう? 人の目は、ある一部分を見ることで全体像を形づくることが可能だと聞いたことがあるけれど、もしかしたらそのせいなのかな? 実は富士山の雪をかぶった部分が少しだけ見えて、あとは想像力豊かさが生む幻とか…。あえて写真の腕には触れず(爆。※間違いなく見えていました(爆。


「か、かぁちゃん。す、隙間があいてますぅ(汗」
びびり全開のエフィ  しっぽは当然下がってます(笑


何とか落ち着かせてパチリ♪ クララ嬢は余裕の表情

 


青い海にはしゃぐごろうと追いかけるエフィ
こんな光景を見ていて、何を写真に残したいか
それが分かった気がします
カメラを持って追いかけるもの…
それは着飾ったお出かけようの顔じゃなくて
普通に過ごしている日常でした
これからも、技術云々ではない本当に残したいものを
撮っていければと思います

■検見川の浜へ

稲毛海岸の堤防を後にして、ヨットハーバーをぐるりと迂回。稲毛海岸の北側に位置する検見川浜へ出てみた。もちろんこちらの浜も人工海岸。埋め立ての進んだ千葉市には、すでに自然の砂浜はありません。自然の豊かなところにお住まいの方から見れば人工の砂浜なんて…、と思われるでしょうが、例え人工であろうと、海でしか味わえない気持ちがあることを感じます。
検見川浜は稲毛よりも広い砂浜を持ち、ウィンドサーフィンをしている人がちらほら。ゆみごろうはエフィを連れて、波打ち際まで駆けだす。ゆみごろうの後を嬉しそうに追いかけるエフィ。いつまでもこんな光景を写真に撮りたいものです。望遠レンズを着けてファインダーを覗くと、2人の向こうに見える対岸の街並みがすぐそこに迫ってくる。こんなに素敵な時間はそうあるものじゃないと感じつつ、何度も何度もシャッターを切りました。

■青い絨毯

検見川浜の南北にも堤防がある。この堤防は稲毛と違い、コンクリートなので、今度はエフィも問題なし。実はこの堤防、立入禁止らしく柵が設けてあるのだが、ちょうど人が1人入れる程度の隙間が…。おそらくは水辺において最も行動力を発揮する種族、「釣り人族」により確保されたモノと思われ…(笑。世の釣り人に感謝しつつ、狭い柵を抜ける。最近肉付きのいいエフィが通れるかと心配したが、難なく通過。その代わりにゆみごろうが腰のヒップバッグを引っかける(笑。まったく、人の期待心配を無駄にしないコンビだね。
検見川浜の堤防は、全長で150mくらい、中ほどで大きく弧を描いている。海に突き出した堤防を歩くと、青い世界に入っていくようで気持ちがいい。まさに海上散歩。クラパパさんとクラママさんの間を嬉しそうについていくクララ、エフィはごろうの少し先を案内するように歩く。稲毛方面を見ると、まるで青い絨毯の上に、海鳥がぷかぷかと浮いている。堤防の柵のすぐ下には、日の光を反射して銀色に輝くサヨリの姿が。気持ちのいい時間、ちょうどカーブの辺りで腰を落ち着けて一休み。
実はここに立ち入り禁止の理由が(多分)。なんと、堤防の柵が一部欠損していて、かなりオープンなスペースに(汗。クラパパさん曰く、「気軽に寄っかからない方がいいよ。」ですって(大汗。いつ壊れるか分からないということらしいです。きんぐ、その時、まさに寄っかかり中でした。(さらに大汗。


青い世界に張り出した堤防


あるべき所の柵がない(笑
しかしながら撮影スポットとしては合格

 


この日の海は、歩けそうなくらいの穏やかさ
中央の点は渡り鳥のコアジサシ
気持ちよさそ〜に浮いてました


でも次の日には怒り狂ってました(笑

■1日だけのプレゼント

波の音さえ聞こえないほどの静けさ。それは決して寂しいものでなく、むしろ優しい癒しの静けさ。青い絨毯の上、反射する光がきらきらと瞬いて、日常の喧噪をすっかりと忘れるには十分過ぎる時間でした。クラパパさん&クラママさん、そしてクララさん、素敵な時間を共有できて嬉しかったです。心からありがとうございました。
ところでココだけの話、堤防@柵レスの場所、撮影するにはばっちりの場所でした。なにしろバックに余計なモノが写り込まない。きんぐ何枚か撮影後、液晶で確認すると…。露出が狂っている! 完全に露出オーバーです。真っ白に飛んでしまった写真ばかりに気付いて取り直そうとするも、バッテーリーが切れた! 予備は持ってないので、取り出してジーパンにこすりつける(電池は低温だと減りが早いのです)。そして復活、2・3枚撮って、また切れて…を3回くらい繰り返し、完全にゲームオーバー。充電してなかったのが悔やまれる…。
というわけで、翌日リベンジ再撮影のため、またしても稲毛海岸に行ってみました(笑。もっとも前日に見た青い絨毯をもう一度見たいとも思ったので。しかしながら着いてびっくり、その日の海はうってかわって荒れまくりなのでした…。そりゃあもう、ざっぱ〜んてな感じで…。どうやら前日の凪は、1日だけのお楽しみだったようです。

 
【本日の交流】ワン 順不同 敬称略
クララ
 

【本日の会場】茨城県北相馬郡 北浦川(藤代)緑地
フィールド : ◎ 千葉市稲毛の浜・検見川の浜 柵のない堤防から海に落ちてもゆみきんでは一切の責任を負いかねます
ト イ レ : ○ どちらも海浜公園内に数カ所 間に挟まれたヨットハーバーにもあり(ヨットハーバーは月曜日休館)
駐 車 場 : ◎ それぞれの海浜公園、ヨットハーバーの駐車場 どこも1日料金なので、長くいるほどお得
周辺の環境 : ○ 我が家からは近場なので、多少の混雑は問題なし
          内陸方面へ向かう道路は、千葉市陸運局入口付近、千葉西警察近辺で混雑あり
          また、北側の幕張メッセでは催し物が多いので、その近辺も混雑あり

ゆみきんの独断と偏見会場ランク A+ あの素晴らしい凪をもう一度…
(ランク付 C- C C+  B- B B+ A- A A+)