えひ
9歳と6か月の誕生日 おめでとう。。。
そして ありまとぉ。。。



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「悪性の腫瘍です。早ければ1か月で…」



耳を疑う突然の宣告。
早いもので、あれからもう半年が過ぎて。
言葉では言い尽くせないほど、色々なことがあった毎日。
それでも今、えひは変わらず傍にいてくれます。

 

ここに書くことは、
決して誰かを批判したり、もちろん何かを否定するものではありません。
ただただ、余命1か月と言われてからの…
えひとの毎日を過ごす中で、だんだんと、
そして日を増すごとにツヨク感じていったことなんです。

えひのお話の前にダイスキさんのお話を少し…

今、えひと一緒にダイスキさんたちのカワイコさんも
険しくて大きな病気と闘ってます。
えひを含めた3ワンコの癌は、一般に絶望的と言われるタイプの癌だそうです。
余命は「あっ」と言う間に、と言われるくらい。

でもでも、治療を頑張っているダイスキさんたちのカワイコさんも
奇跡と言われるほどの予後を過ごしています。
抗がん剤を使っての治療なので、その副作用との闘いも頑張ってます。

この子たちは頑張りは奇跡のようだけど…

それは奇跡ではないんだと感じます。
コツコツ コツコツ サポートを続けてきた
飼い主さんの努力が引き寄せたことだと。

ダイスキさんたちは、大事なカワイコさんのために
毎日のゴハン、カラダをサポートしてくれるサプリたち
そしてココロの健康をコツコツと積み重ねてきていました。
ホントにホントに ここまでするかぁーーーーっていうくらいに。(^-^*)

えひの時にも書かせていただきましたが…
ここまでしていたのに病気になったというよりも
ここまでしていたからこそ病気になっても闘えるのだと。。。
なにしろ、一説にはゴールデンの約8割は癌体質だとも言われています。
その中には遺伝的な要素によるもので、防ぐことが不可能な癌も多いようです。

だからこそ、大きな病気になってしまったとしても
その病気や治療に負けないような底力を蓄えておくことは
タイセツな子を守るために本当に重要なことなんだと思いました。
病気になっても、その子らしくいられるように。。。

ただ、病気になってからでは遅いのだとも感じます。
たまたま…えひは初期の僧帽弁弁膜症や胆泥・胆石などの内臓疾患があったので
早めにサポートすることが必要でした。
もし…余命を宣告されたあの日の状態になってからえひにサポートを初めても、
今のようなえひでいてくれることは難しかっただろうと思います。

もともとえひは肝臓さんの働きが上手ではないタイプなので
何人もの先生が何度も口にした「あっ」と言う間に…
となっていたかもしれません。

病気になる前からのコツコツさんで、どれだけカラダに頑張れるチカラを蓄えておけるか、
肝臓さんや腎臓さんなどの内臓さんたちの負担をどれだけ減らせているかで
病気になったあとの状態に大きな差が出てくるのだと感じました。
そしてそれは、病気になった時の治療法の選択にも影響してくるのだと。

語弊があるかもしれませんが、内臓たちも消耗品のような感じだと思うのです。
働く年数が長くなったり、いっぱいの仕事があると
(肝臓や腎臓は添加物などの多い食べ物や、環境汚染・薬剤など
 心臓はドキドキや我慢の多い状態、膵臓などは過食・飽食など)
当然疲れて、傷むのも早くなってしまいます。

肝臓さんや腎臓さん…その他の臓器たちの傷みが大きければ、
解毒や免疫などのチカラが低下して、カラダ全体が病気に負けてしまいかねない。
そして、肝臓さんや腎臓さんの傷みが大きければ、お薬などでの治療が難しくなることも。。。
内臓さんが頑張れる状態だからこそ…
治療や病気との共存といった次のステップへすすめるのだと感じました。

このように内臓さんの負担を減らすためのコツコツさんなサポートは大切なこと。
内臓さんを直接サポートできるハーブさんなどもそうですが…
毎日の基本的なゴハンのこと とっても とっても大事だと感じています。

今まで、blogなどではえひのゴハンのことはあまり書きませんでした。
それは、それぞれの体質によってあうゴハンは当然違うし、
何が正解♪ということはないと思っていたから。
ただ、今回えひがこれだけ頑張ることができているのは、
コツコツゴハンのチカラも大きいと思います。

今のえひの状態はカチコチさん(悪性腫瘍)がかなり大きく(左腕を含めて60センチくらいです)
その負担は計り知れません。
ハーバリストのグレゴリーさんからのアドバイスで
腫瘍自体がかなりの毒素を出しているから、肝臓さんを守ってくださいと。
抗がん剤を使用していれば、負担のかかる肝臓さんの保護はすぐに浮かんでくる部分ですが、
抗がん剤を使用していなくても、腫瘍があることで肝臓さんに大きな負担がかかることを知りました。

そして、とにかく消化の負担がかからないようにとアドバイスをしてくださいました。
消化の負担は免疫を落としてしまうとのことなんです。

こういったことは、えひの闘病を見ていて大きく頷けることです。
毎日まいにち、大きなカチコチさんとの闘いをしているえひのカラダには
色々なメッセージがあらわれます。
そんな負担のあるカラダからのメッセージを見て
「この子にはカチコチさんとだけ闘えるようにサポートしよう」って強く思います。

カラダに負担のかからないゴハン。
ココロに負担のかからない生活。

大きな癌が出す毒素の量を考えると、肝臓さんにこれ以上負担はかけられないので
えひのゴハンはお魚や体調にあったお肉・それに無農薬有機野菜・雑穀おじや
そしてハーブさんやサプリさんが入ってます。
(カチコチさんの前も同じような内容だけど、お魚さんが少なかったかな?)

わが家は、ニンニコ煮込みゴハン系なのでサプリはしっかり使うようにしています。
分子レベルでみた場合、食材からではどうしても吸収できない栄養素が多いこと、
煮込むことで壊れてしまう栄養素が多いこと(これは栄養士の先生も仰っていました)、
そして、食べ物からは摂ることができない栄養素が多く存在すること…。
サプリの使用は、そうしたなかでも細胞たちを正常に機能させるために必要な栄養素を補うためです。

えひは環境的にも恵まれているのかもしれません。
お魚は昔からの仲良しさんが魚河岸にいらっしゃるので、
無理を言ってえひの状態にあっている新鮮なお魚を持って来ていただきます。
(今は内臓さんの負担も大きいので、スーパーで購入した魚は吐きました…(TmT)
どうやらえひのカラダが「これは今は無理です」と拒否したようです)
お野菜は多少の無理をしても無農薬有機野菜を扱っているお店に持って来ていただいてます。
お米も雑穀たちも無農薬のものです。
無農薬のお野菜などを使うのは、とにかく添加物などを減らして
肝臓さん・腎臓さんのお仕事を減らすためです。

これらを消化の負担が少ない状態に調理して うまうま♪してもらいます。
カチコチさんが栄養を摂りづらいように、雑穀おじやの量を調節して
その分のカロリーは必須脂肪酸たちで補っています。
炭水化物は腫瘍の栄養になりやすいってよく言われますが
その炭水化物もカラダにとってすご〜く大事な働きをしてくれるから、
今もカラダが必要としている量はちゃんと摂ってもらってます。

本などのマニュアルも、もちろんタイセツなことはたくさんですが…
病気の時はワンコさんたちに聞くのが一番良いのかもしれません。
もちろん、ワンコさんたちのココロにフタをしない生活が
こういう時にいろいろなことを伝えてくれる関係になるのだと思います。

ワンコさんたちは、ちゃんと自分のカラダに必要なもの
負担のかかるものをわかっているみたいです。
普段から美味しいものを食べていると病気の時には食べなくなるとか、
それはワガママで食べない、ということではないと思います。
いつものゴハンが食べられないのは、その時、その子のカラダにとって
そのゴハンを消化したり吸収したりする負担が大きいからではないのかな。

えひが余命宣告を受けた直後は本当に弱っていました。
体重は一気に5キロも落ちて、どんな介助をしても起き上がれなくて。
苦しそうな呼吸をしながらおメメすら動かせなくて…
食べ物も全く食べれなくなりました。
ダイスキだった バナナんも、ダイスキさんが作ってくれる優しいマフィンさんも
お顔を背けて、見ようともしませんでした。

きっとこの時期、カチコチさんの勢いが物凄くて、その栄養になりやすい糖類と炭水化物を、
えひのカラダが一時的にストップしていたのだと思います。

そうしたなかでも、どうにか口にできるものが見つかりました。
それはウサギさんの缶詰め。
食べてくれることがとっても嬉しくて、急いでその缶詰めを購入して食べてもらって。
少しでも体力を戻してもらえるように、と。

お肉の割合が95%の缶詰めだったので、
しばらくすると肝臓さんに負担がかかってきているのが体表にあらわれて教えてくれました。
なので、少しずつお野菜の煮込みをペースト状にしたものを混ぜていきました。
足りないカロリーはサーモンオイルを大量に入れて補って。
その次に、少しずつ雑穀のおじやを混ぜて、えひの今の闘病レシピに近づけていきました。

当初飲んでいた痛み止めが腎臓さんと胃さんに負担がかかるものだったので
その負担が出てくると、塩分の高目な食材やサプリは「要りません」って言うようになりました。
これ以上腎臓さんに負担がかからないように、だったのだと思います。
お魚さんも大きなお魚さんより小さなお魚さんの方が塩分が高いので
大きなお魚さんだと喜んで食べてくれたり。

そしてカチコチさんが脇の下に入り込んで…
痛みがツヨク出ている時は、痛みを増してしまう食材が
ほんのちょっとでも混ざっていると口にしませんでした。
それまでは、がっつ♪がっつ♪食べてくれたのに。。。

ちゃんとちゃんと、自分のカラダをわかって伝えてくれるえひなので
その都度、ゴハンの内容とサプリはえひに聞いて選びます。
こんなことができるのも、えひが生きようとしてくれているから。
生きるために負担のかかるものを避けるように教えてくれるのだと思います。

6か月の間のカチコチさんと共存の日々で、ツヨク・ツヨク認識できたことたちです。
それは、えひのことだけではなくて、一緒に頑張っているダイスキさんたちも全く一緒だから…
コツコツ・コツコツ積み上げてきた3ワンコ、みんな同じ結果だったから。
はっきりと目に見える効果は少ないのだろうけど、
毎日のゴハンやサプリをコツコツさんで頑張って、カラダの負担を減らすこと
栄養をしっかり補って、底力を蓄えること。

愛おしい子を守るために…
自分たちが毎日実践できるタイセツなことだと思います。

若いから 元気だから 食欲があるから 大丈夫ではないんだなぁって…。
突然訪れるように感じる…その時がきた時に踏ん張るチカラは
コツコツさんだからこそのチカラだと思えました。

えひ 余命1か月と言われたあの日から6か月が過ぎました。
カチコチさんは大きいけれど、笑ってくれています。

明日からもまた、カラダにヤサシイゴハンたちと
コツコツサプリさんたちで、えひのガンバルチカラを大きく育てていこうと思います。

今 一番頑張ってくれている えひに
飼い主である私がお手伝いさせてもらえる大事なことだもんね。

9歳6か月。
えひ 本当に ありまとぉ。

そして 応援くださって、祈ってくださって
大きなチカラをおくってくださる ダイスキさんたち。
本当に本当に ありまとぉぉぉ。

いつかまた みなさまにお逢いできますように。。。


きず(づ) いていくこと 2

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