♯19
夏のかけらを探して  * 第2回写真部会 厚木市中津川
2004年9月12日 sat. 晴れ

 
「もう一度川でのワンコ写真が撮りたいね。」
発端は某BBSでの他愛もない会話だった。我が家の知る限り、レクリエーションに関して1・2の行動力を誇るカラビ家が話をまとめてくれるのに、さほど時間はかからなかった。あれよあれよと言う間に、神奈川県厚木市の中津川で第2回写真部会が開催されることになる。というわけで、中津川へゴー。
参加メンバーは第1回ミーティング同様【♯16参照ね】、ワンワン写真部長かびぱ率いるカラビ家、同メンバーのコニー家、そしてウチ。こじんまりとしていながらも、心許せるメンバーの集合で早くも盛り上がる予感。
今回の中津川は、初夏にボーだらけ川遊びオフ会が開催された川で、からび家とコニー家は2度目。混雑を覚悟した東名高速も、車の数は多いながら渋滞なく、1時間で厚木インターへ。一路国道を北上しつつ、目的地のスポーツ公園を目指す。
川辺に向かう未舗装の小道をゆっくりと進みながら、予定よりも1時間以上早い到着にご機嫌。到着してみると、すでにカラビ家は日よけの設置を始めていた。9月だというのに陽射しは強く、盛夏再来の予感。絶好の川遊び日和ながら、ワンには少々キツイかな、という感じだったので、カラビ家の用意の良さに感服。結局その日よけに、エフィのみならず人間までお世話になりました。激感謝。
 


青い空を反射する川面 遠く箱根の天嶮がかすむ

さてさて、中津川。奇しくも前回の初川遊びの川と同じ名前のこの川。でも水系の違う全く別の川。神奈川県の中津川は丹沢を水源とし、上流には宮ヶ瀬ダムがあり、厚木市内で相模川と合流、やがて相模湾へと流れ込む。
そんな中津川の第一印象は…。川幅は手前に8m、中州を挟んで向こう側に10mといった感じ。護岸は整備されていて、深さは「大人が渡ったらパンツの換えが必要です」という程度。水質は前回の川には及ばないものの、それでも十分すぎるほどに綺麗。でもね…なんだか流れが急でないですか? エフィ大丈夫?

いざ浸水。エフィは「うわ〜い」って感じで水面に近づくも「ん?」と立ち止まる。そして考える…。海での縦方向の水流には慣れているものの、川の横方向の流れはどうも勝手が違うらしい。まぁ結局はどぼ〜んとなるのだけど。
その点カラビはたくましい。川面を縦横無尽に駆け回り、躍動することしばし。川上に投げられたおもちゃに向かって、水流を物ともせずに水しぶきをあげる。負けずにエフィも…。と思ったのだけど、なんか違う。幸いにも足がつかない深さなので泳ぐことはできるのだけど…。前に進んでないじゃん、あなた。むしろ泳ぎながら川下へと流れていってます。
そこでゆみごろうは考えた。「釣りをしよう!」。膝までのズボンの裾をまくり上げ、ゆみごろういざ浸水。エフィの大好きなタマゴのおもちゃに紐を結んで立ち泳ぎ状態のエフィの前に落とすと…。おおっ。心なしかエフィの泳ぎが力強いものに! こうしてエフィはエサを求める鮭のように、急流の中津川をグングン、いや、ちょぼちょぼと登り始めた。
カラビ家のキッズ達もいつの間にか海パンで、川の中を行ったり来たり。ふと目をやると、かびぱ海パンでカメラを担いでました(笑。


母ちゃん、流れが急ですけど…
無邪気な笑顔と裏腹に躊躇するエフィ


水しぶきをあげる軽快なカラビー
豊富な運動量を誇るボーダーの証

 


「ちょっと眩しいんですけど」的なカラちゃんを激写


キラキラ光る水面 その水量と流れの早さは予想以上

しばらく遊んで休憩。基本的にこういう日は、遊び・撮影・休憩・以下永遠と繰り返し、的なスケジュールで時間が進む。休憩時にはカラビ家の作ってくれた日陰でまったりしながら色んな話で盛り上がる…。
と、そこへ、かびぱが大きな物体を披露してくれる。何を隠そう、コレ、レフ版(爆。あまりの本格装備に我が家も喜々として、さっそく使用してみる。今回は強い日差しで影になるワンの顔にバウンドさせた光をあててみた。うん、いい感じでワンの顔に光が入ってくる。しかしこのレフ版、一言で言ってデカイ(笑。撮影中、全身を使って支えるアシスタントきんぐであった。
我が家到着から2時間ほどして、ようやくコニー家登場。カラビ家での初ミーティング以来、再びワンワン写真部が集まった。さらにテンションアップの予感。そしてここで貴重な情報。「上流のダムが放流中だって」。なるほど、この急流と増水はそのためか。そう言えばかびまが、以前はこんなに水がなかったって言ってたな。ダム放流という言葉に、なんだか緊張感が生まれる。

でもそこは写真部。今度はコニーを交えて水遊び・撮影再会。きんぐとしては、水しぶきを上げる躍動的なエフィを撮りたかったのっだが…。肩まで川に浸かったエフィは、相変わらずゆみごろうに釣られてる。しかもその姿は、ルームランナー@ダイエット中を彷彿とさせるものであった(笑。ということで、下手な演出無しの、ありのままのエフィを撮ることに専念。
周りを見ると、ずいぶんとワン連れの人達が増えていた。ここは地元のワン達の絶好の涼み場らしい。ああ、ここにも黒ラブがいるな、あれ、この人見たことあるなぁ、なんて眺めていると、 なんとあいちゃんではないですか!


青い水辺に生える黄色とオレンジのライフジャケット
ゴージャスなしっぽが小柄なコニーを大きく見せる

column1 偶然のいたずら

ど〜も見たことあると思ったらあいちゃんファミリーではないですか【linkページからHPへいけます】。聞くと毎週末遊びに来る馴染みの場所だそうで。そういえば所々でこの川での写真を拝見してます。あ〜ビックリした(笑。
あいちゃんはあいぱぱさんの投げるボールを追って、躊躇なく川へどぼん。何度も川と岸を往復してました。そのハツラツとした動きは、さすがに通い慣れているだけあってスカッとするほどのダイナミックなもの。近くにこのくらいの綺麗な川があるのはうらやましいことです。わずかな時間でしたが、お会いできて嬉しかったです。
あいぱぱさんには、ダム下流の川の怖さを教えていただきました。川に不慣れな我が家には、貴重な情報で、感謝です。注意を怠らないようにしなければ…。

この日のコニーはおnewのライフジャケットを着用。青い川面に黄色とオレンジのジャケットが映えて、フォトジェニック・コニー全開。きんぐもパンツぎりぎりまで川に浸かり、エフィはもちろん、コニーとカラビーを心行くまで激写。ゆみごろうは相変わらず、川の中ほどでエフィ釣りに専念。エフィも「ふがっ、ふがっ」っと釣られ続けた。
その後も浸水・休憩を繰り返し、満足するまで中津川を堪能。休憩時には写真部らしく、お互いのカメラや写真の話で盛り上がる。大事なことは、シャッターを押すことなんだけど、より綺麗に、より可愛く、愛ワンの姿を写真に収めることができれば素敵なことだと思う。そのための知識や情報を共有できる、そんな部活動でありたい。
キラキラと輝く水面を見ながら、心地よい風に吹かれて、気の合う仲間と笑い、あり得ないほどの角度に曲がるコニー家のタープを指さし(笑、すやすやと瞼を閉じるエフィの横で…、こんな時間がまた来ることを願う。
そして川から上がり、隣接するグランドでまた撮影会(笑。写真部の活動に終わりはない(笑。このグラウンドで少し遊ばせながら体を乾かす。エフィも大好きなゴムディスクをしばし。カラビやコニーもそれぞれ軽く整理運動。


相変わらずゆみごろうに釣られ続けるエフィ
ちぎれそうなひよこのおもちゃが哀愁を誘う


写真部言い出しっぺの証
Atelier助♪製 特製バンダナを装着

 


腹ぺこ達の前に並べられた料理


ゆみごろう注文のジンジャーエール
これがまたビッグサイズ(比較のため、右下はライター)
これでおかわり自由と言われても…
でもかびぱはしっかりとおかわりしてました(笑

まだ日のあるうちに中津川をあとにして、助♪の案内でワン同伴OKのカフェへ行くことに。コニー家、ウチ、カラビ家の順で車3台が連なり、渋滞の中を町田市へ。
川でビールを飲んでいたきんぐは助手席へ。国道246号線は車で溢れ、思うように進まない。暇だ。とうわけで車内でカメラを持ち出し、またしてもシャッターを切る。サイドミラー越しに後ろのカラビマシンをパチリ。信号で窓から顔を出すコニーをパチリ。ふと横を見ると、ゆみごろうがコクリ。おいっ!
渋滞を乗り切り到着すると、カフェと言うよりはしっかりとした食事のできるレストランだった。店内の1/3程をワン同伴のお客さんのためにしきってある。ちょうどそこはいっぱいだったため、テラス席に案内される。幸いなことにそこは他のお客さんがいなくて貸し切り状態。足元にいるワンはもちろん、運ばれてきた料理も熱写。店内からはもちろん丸見えで、写真を撮りまくる一団が異様な光景に映ったことは間違いない。だが、カメラを手にしたときの写真部に怖い物はないのである。だって写真部だもん。写真撮ってなんぼだもん(開き直り)。
ゆみごろうは「ハンバーグとナポリタンのセットサラダ付(かびぱと一緒)」、きんぐは「オムカレー」をそれぞれ注文。料理に関しては思った以上に美味しかったです。ファミレスよりも凝ったメニューが豊富で、ソフトドリンクもおかわり自由。ただ、みっくん・はやちゃんのオーダーが落ちていたのはまずいでしょ。子供2人の料理がいつまで待っても来ないのに、大人達は食べ始めてました(爆。

そして1日を締めくくる最後の撮影会は、同レストランのエントランス前。店内の店員さんが暖かい目で見守る中、(いいよ〜に、いいよ〜に解釈)4匹のワン達を並べてみんなでパチリ。写真部らしく、写真に始まり写真に終わる、最高の1日でした。

こうして写真部黎明期は過ぎていき、かびぱ部長のもと、新たなる展開を迎えることになる。


モデルのみなさん お疲れ様でした


ちなみに撮影風景 どこでもスタジオに早変わり

 

真っ赤に焼けたゆみごろうのふくらはぎ(笑

おまけ>>>

9月中旬。真夏の太陽はすでに影をひそめているが、いったん高気圧が勢力をのばせば、陽射しはまだまだ強い。水辺ともなれば、水面が鏡のように光を反射する。
そんな中で1日中遊んでいれば、当然のように紫外線を受けるものである。オゾン層破壊が進み、地球温暖化が叫ばれる昨今、みなさんも紫外線には十分注意してください。
水遊び、ジーパンも厳禁です。濡れると乾きません。

 
【本日の交流】ワン 順不同 敬称略
カラク、ビッカ、コニー、あい
 

【本日の会場】神奈川県厚木市 中津川
フィールド : ◎ 人口の護岸は景観を損なうが、休憩場所は確保しやすく、車も横付けできる ダム情報には注意が必要
ト イ レ : ◎ 隣接のグラウンドに仮設トイレが1カ所
駐 車 場 : ◎ 川原にべたづけ
周辺の環境 : ◎ 国道から川までは少し分かりにくい 川辺は未舗装
          東京方面からの移動は、東名が流れているかどうかで決まる この日は流れてました

ゆみきんの独断と偏見会場ランク A 我が家からはちょうど1時間で到着 このくらいなら行けるね♪
(ランク付 C- C C+  B- B B+ A- A A+)